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慢性閉塞性肺疾患(COPD)

 今回は「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」について。

(1)COPDとは?

 聞きなれない言葉ですが、英語で は、Chronic Obstructive Pulmonary Diseaseと記載され、日本語では慢 性閉塞性肺疾患と訳され、頭文字を とってCOPDと呼ばれます。落語 家桂歌丸さんや藤田まことさんが この病気になっています。
 タバコなどの煙を長期間吸うことによって、肺の構造が破壊され、息切れ、咳や痰、呼 吸困難が生じる病気と定義されます。以前は、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれました。
 長期間にわたる喫煙習慣が主な原因であることから「肺の生活習慣病」といわれて います。タバコを吸わない人でも約5%の人がCOPDにかかっています。これは、副流 煙による「受動喫煙」の危険性を物語っています。
 日本では40歳以上の8.5%(男性13.1%,女性4.4%)の頻度で、COPDの潜在患者は530 万人以上と推測されていますが、治療を受けているのはそのうちわずか5%未満とい われています。

(2)COPDの診断は?

 診断は、スパイロメトリー 検査によって行われます。息 を深く吸い込んで思い切り 最後まで吐き出した量が肺 活量ですが、最初の1秒間に 吐き出す息の量が肺活量に 占める割合(1秒率)によっ て、呼吸機能を計測します。 この1秒率が70%以下の場 合にCOPDと診断されます。 タバコを吸い続けている方、 吸ったことのある方は、ぜひ この検査を受けてみてくだ さい。また、COPDが心配とい う方には、表のセルフチェッ クをおすすめします。
 17ポイント以上の場合は、 COPDの可能性が考えられま すので、スパイロメトリー検 査や診察が必要です。

(3)COPDの治療と予防は?

 [1] 禁煙:COPD治療の第一 歩は禁煙です。喫煙を続ける かぎり、病気の進行を止めることはできません。まずは、きっぱりとタバコをやめること が重要です。
 [2] ワクチン:COPD患者さんは、感染症が重症化しやすくかつCOPDの増悪原因と なることから、ワクチン(インフルエンザと肺炎球菌ワクチン)の接種が重要です。
 [3] 薬物療法:気管支を拡げて呼吸を楽にする気管支拡張薬が薬物治療の中心とな ります。その他、去痰薬、鎮咳薬、抗生物質、増悪を繰り返す場合には吸入ステロイド 薬を使用することもあります。
 [4] 呼吸リハビリテーション:自覚症状の軽減、運動能力の向上、QOL(生活の質)の 向上といった効果が期待できます。自分でできることとして、ウォーキングなどの軽 い運動や腹式呼吸も効果的です。
 [5] 酸素療法:肺機能の低下が進むと、普通の呼吸では十分に酸素を取り込めなくな り、低酸素血症を起こし、呼吸不全という症状に陥ります。家庭で持続的に酸素を吸 入する在宅酸素療法を行うことで、QOLが向上し、生存率が高まります。
 次回は、禁煙治療についてです。



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