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たばことニコチン依存症

 前回「禁煙治療」と予告しましたが、たばこの影響とニコチン依存についてお話することにします。

(1)喫煙はどんな害があるの?

 前回お話した慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、タバコが原因のいわゆるたばこ病のひとつです。たばこの煙には、一酸化炭素、ヒ素、カドミウムなど4000種類以上の化学物質が含まれていることが 判明しています。そのうち有害と分かっているものだけで200種類以上もあります。またこれらの中には40〜60種類の発ガン物質が含まれています。たばこの煙の通リ道である咽頭・喉頭がんや肺がんだけでなく、唾液と一緒にたばこのヤニが飲みこまれることにより、食道がん・胃がん・肝臓がん・膀胱がんなどが起こりやすくなります。
 たばこを吸うと一酸化炭素も体内に取り込まれます。一酸化炭素は酸素に比べ240倍も赤血球にあるヘモグロビンと結合しやすく、体内組織の酸素欠乏により動脈硬化が進み、脳卒中・急性心筋梗塞・大動脈解離などの循環器疾患を発症する危険度が高くなります。
 その他、喫煙者の歯は、黄色くなったり、歯周囲炎や歯槽膿漏を起こしやすくなります。皮膚がくすんだり、しわが深くなったり、白髪になったりして、美容上もよくあ りません。不妊や妊娠の合併症、骨そしょう症などの危険性も高めます。
たばこは、吸っている本人ばかりでなく、周りの人の健康にも大きな影響を与えます。家族の中に喫煙者がいると、家族の呼気中の一酸化炭素濃度やニコチン濃度が高くなることが分かっています。つまり、家族の中でたばこを吸う方がいると、その煙を吸っていて、たばこを自分で吸っているのと同じかそれ以上の影響を受けます。このことを受動喫煙と呼びます。

(2)どうしてたばこをやめられないの?

 喫煙しはじめると習慣になり、やめられなくなるのは、たばこの主成分であるニコチンに強い依存性があるからです。たばこを吸ってニコチンの濃度が高い間に「たばこがおいしい」という感覚が生まれます。この「おいしさ」に精神的に依存し、いつまでも「おいしさ」を求めるようになります。
 逆に、血液中のニコチン濃度が低くなると、落ち着きのなさ、欲求不満、不安、集中困難などの禁断症状が起こり、ニコチンが欲しくなります。結果として喫煙者は毎日、喫煙本数の回数分、軽い禁断症状と回復を繰り返していることになります。表のスクリーニングテストをやってみてください。合計5点以上の場合は、ニコチン依存症の可能性が高いと考えられます。
 平成18年に厚生労働省は、ニコチン依存症を病気と認定し、外来での禁煙治療に保険給付を認めました。禁煙に自信がない方、禁煙に失敗した方は、当院などの保険適応医療機関に相談してください。


次回は痛風についてです。



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