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慢性腎臓病

  CKD(慢性腎臓病)という病気を聞いたことがありますか?Chronic Kidney Diseaseを略してCKDと呼びますが、患者さんは1330万人(20歳以上の成人の8人に1人)もいると考えられ、新たな国民病とも言われています。

(1)腎臓とはどんな働きをしているの?

  [1]老廃物を体から追い出す。腎臓は血液をろ過して老廃物を塩分や尿として体外へ追い出してくれます。[2]血圧を調整する。塩分と水分の排出量を増加させることで血圧を下げたり、排出量を減らすことで血圧を上げたりしています。[3]血液を作る司令官の役割。エリスロポエチンというホルモンを出して骨髄でつくられる赤血球を増やしています。[4]体液量の調節。体内の体液量やイオンバランスを調節したり、体に必要なミネラルを体内に取り組む役割も担っています。[5]骨を作る。 カルシウムを体内に吸収させるのに必要な活性型ビタミンDを作っています。腎臓が障害されるとこれら[1]〜[5]の働きができなくなってきます。

(2)慢性腎臓病(CKD)とは?

  [1]蛋白尿などの腎臓の障害[2]腎臓の働きを表す糸球体濾過量(GFR)が60未満[1][2]のいずれか両方が3カ月以上持続する病気を慢性腎臓病(CKD)と言います。 GFRというのはむつかしいですが、健診などで測定される血清クレアチニンと年齢性別からeGFR(推算GFR)を計算することができます。
  CKDの初期には自覚症状がほとんどないために放置されがちです。進行すると、夜間尿、むくみ、貧血、倦怠感、息切れなどの症状が現れてきます。
  さらに進行して腎臓が十分にその役割を果たせなくなった状態を腎不全といいます。腎不全になると食事の内容や水分などを制限する必要があります。さらに腎臓の働きが低下すると腎臓の働きを代替する治療(透析や腎臓移植)を受けることになり、日常生活に大きな影響を与えることになってしまいます。近年、慢性腎臓病(CKD)があると、狭心症や脳卒中、心筋梗塞の発症率が高くなり、それが原因で亡くなる場合も多いことがわかってきました。

(3)CKDの予防や治療は?

  慢性腎臓病(CKD)の発症・進行を抑える生活習慣は、第1回でお話ししたメタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満・高血糖・高血圧・脂質異常)と共通しています。すなわち、これらの生活習慣を改善すれば、CKDをはじめさまざまな病気の予防につながります。食事療法としては、塩分のとりすぎに注意し、バランスよく、適量を食べ、肥満に気をつけましょう。蛋白尿が出ている人は、上記に加えて、蛋白質の摂りすぎに気をつけましょう。病期の進んだ方は、カリウム、リン、水分の制限が必要になります。
  薬物療法として、降圧剤、利尿剤、老廃物を体から追い出す経口吸着炭素製剤、貧血にはエリスロポエチン製剤の注射、カリウム吸着薬、活性型ビタミンD製剤などが使われます。残念ながら慢性腎臓病(CKD)では腎機能がある程度まで低下してしまうと、腎臓はもとに戻ることはありません。慢性腎臓病(CKD)においては早期発見・早期治療によって、腎臓の機能を低下させないことがとても重要です。

下の項目に当てはまることがあれば、診察を受けてください。

・健康診断の尿検査の項目で異常を指摘されたことがある。
・おしっこの色が変だと感じたことがある。
・おしっこが泡立っていると感じる。
・夜間に何度もトイレに行く。
・顔色が悪いと言われることがある。
・疲れ易い。疲れが抜けない。息切れがする。
・靴や指輪がきつくなった。むくみを感じる。

次回は、認知症についてです。



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