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認知症

  現在のところ認知症になっている方は、65歳以上高齢者7人に1人、80歳以上では4人に1人程度と推計され、高齢化率の増大につれて今後ますます増え続けると予想されています。

(1)認知症とは?

  認知症とは、さまざまな原因で脳の細胞が死んだり働きが悪くなることによって、記憶や判断力の障害が起こり、社会生活や対人関係に支障をきたす状態をいいます。認知症の代表的な疾患としては、主に次の4つがあります。
(1)アルツハイマー型認知症(最も多いパターンで、もの忘れから始まる場合が多い。)
(2)脳血管性認知症(脳梗塞、脳出血や脳動脈硬化によって、一部の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れたりする。)
(3)レビー小体型認知症(幻視や筋肉のこわばりなどを伴う。)(4)前頭側頭型認知症(会話中に突然立ち去る、万引きをする、同じ行為を繰り返すなど性格変化と社交性の欠如が現れやすい。)

(2)認知症の症状は?

  大きく(1)〜(5)の中核症状と行動心理症状があります。
(1)記憶障害:新しいことを記憶できず、ついさっき聞いたことでも思い出せなくなります。進行すると、以前覚えていたはずの記憶も失われていきます。
(2)見当識障害:時間や季節感の感覚が薄れ、道に迷うようになります。
(3)理解判断力の障害:思考のスピードが低下して、話している相手が誰かわからなくなったり、いつもと違う出来事に混乱します。
(4)実行機能障害:買い物で同じものを購入してしまう、料理を並行して進められないなど、自分で計画を立てられない、予想外の変化に柔軟に対応できないなど、物事を円滑に進められなくなります。
(5)感情表現の変化:その場の状況を認識できなくなるため周りの人が予測しない思いがけない感情の反応を示す。行動心理症状としては、不安・焦燥、うつ状態、幻覚・妄想、徘徊などがあります。その具体的な例として次のようなことがあります。(能力の低下を自覚して)元気がなくなり引っ込み思案になる。(今まで出来たことが出来なくなって)自信を失いすべてが面倒になる。(自分のしまい忘れから)他人へのもの盗られ妄想がおこ る。オーバーなことを訴えたり、行動がちぐはぐになって徘徊する。

(3)認知症の診断や検査は?

  認知症の症状が見られる場合でもその原因やタイプによって治療方法や生活上の注意点が違うので、医師の診断が大切です。日時や物の形の認識、簡単な計算、数分前に見た物の記憶などを調べる認知機能検査を行います。脳の委縮や梗塞・出血の有無などを調べるためMRIやCT検査も行われます。

(4)認知症の予防や治療は?

  認知症の大部分を占めるアルツハイマー型や脳血管性認知症は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)との関連があるとされています。例えば、野菜・果物・魚介類の豊富な食事を心掛けたり、定期的な運動習慣を身に付けたりと、普段からの生活管理が認知症の予防につながることが分かってきました。また、症状が軽い段階のうちに認知症であることに気づき、適切な治療が受けられれば、薬で認知症 の進行を遅らせたり、場合によっては症状を改善したりすることもできます。早期発見と早期治療によって、高い治療効果が期待できるのです。認知症の早期発見・早期治療につなげるために、自分自身や家族・同僚・友人など周りの人について「もしかして認知症では」と思われる症状に気づいたら、一人で悩まずかかりつけ医や地域包括支援センターなどに相談しましょう。

次回は、骨粗鬆症についてお話しします。



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