足の指などに激しい関節痛を起こす痛風。 国内の痛風患者数は40万人以上で、予備軍である高尿酸血症(尿酸値7.0mg/dl以上)の人は150万人といわれています。 ファーストフードやコンビニエンスストアが出現し飽食の時代に拍車をかけた1990年代以降は、30歳代からの痛風患者さんも増え始めました。 ビールや牛肉など食生活の偏りが原因とされてきましたが、ストレスや脱水症状なども大きな原因です。 予防、改善には食生活だけでなく、生活習慣全体の見直しが必要です。 そのまま放置すると、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞などの合併症を引き起こす可能性もあります。 痛風発作の時は痛みのため医療機関を受診しますが、良くなると治療を中断しがちです。勝手に薬をやめたりすると再び尿酸値が上がり、痛風発作が起こることもあります。定期的な通院や検査を続けましょう。
※バファリンなどのアセチルサリチル酸(アスピリン)は、たくさん飲むと発作がひどくなるので使わないほうが良いでしょう。解熱剤として処方された坐薬があればそれを使っても良いでしょう。